FP試験の合格率・難易度

FP技能検定試験(1級・2級・3級)の概要

 

FP試験

FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング技能検定)は、国家資格です。合格者はFP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)を名乗ることができます。試験を行っている団体は、一般社団法人金融財政事情研究会と特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)の2つあります。どちらを受験しても、取得できる資格は同じです。FP(ファイナンシャル・プランナー)は、ライフプランニング・タックスプランニング・金融資産運用・不動産・相続/事業承継・リスク管理の6つの分野について学びます。この知識を活かして、税金・保険・年金など、お客様の要望にあったファイナンシャル・プランニングを行います。就職・転職、キャリアアップ、自身の人生設計などいろいろな場面で役に立ちます。

 

ジャンル 財務・金融系
資格の種類 国家資格
受験資格 いずれか1つに該当すればよいです。

 

<1級>
◯学科試験

  • 2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
  • FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
  • 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者

 

◯実技試験

  • 1級学科試験の合格者
  • 「FP養成コース」修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
  • 日本FP協会のCFP認定者
  • 日本FP協会のCFP資格審査試験の合格者

 

<2級>
〇学科試験/実技試験

  • 3級技能検定の合格者
  • FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
  • 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
  • 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

 

<3級>
〇学科試験/実技試験
FP業務に従事している者または従事しようとしている者
誰でも受験できます。

試験日 例年:

 

<金融財政事情研究会>
【1級】[学科]9月・1月 [実技]2月・6月
【2級・3級】[学科・実技]5月・9月・1月

 

<日本FP協会>
【1級】[実技]9月
【2級・3級】[学科・実技]5月・9月・1月

受験料 <金融財政事情研究会>

【1級】[学科]8,900円 [実技]25,000円
【2級】[学科]4,200円 [実技]4,500円
【3級】[学科]3,000円 [実技]3,000円

 

<日本FP協会>
【1級】[実技]20,000円
【2級】[学科]4,200円 [実技]4,500円
【3級】[学科]3,000円 [実技]3,000円

受験地 全国各地
試験内容

【1級】[学科]・基礎編:筆記試験(マークシート式、4肢択一、50問)
・応用編:筆記試験(記述式、4肢択一、事例問題5問)
[実技]資産相談業務または資産設計提案業務

 

【2級】[学科]筆記試験(マークシート式、4肢択一、60問)
[実技]筆記試験(記述式)
資産相談業務、中小事業主資産相談業務、生保顧客資産相談業務、損保顧客資産相談業務、資産設計提案業務の中から選択

 

【3級】[学科]筆記試験(マークシート式、◯X式、3肢択一、60問)
[実技]筆記試験(マークシート式、3肢択一、事例問題5問)
資産相談業務、保険顧客資産相談業務、資産設計提案業務の中から選択

 

金融財政事情研究会と日本FP協会によっても異なります。詳しくは公式HPを参照してください。

合格基準 <金融財政事情研究会>

【1級】[学科]200点満点で120点以上 [実技]200点満点で120点以上
【2級】[学科]60点満点で36点以上 [実技]50点満点で30点以上
【3級】[学科]60点満点で36点以上 [実技]50点満点で30点以上

 

<日本FP協会>
【1級】[実技]100点満点で60点以上
【2級】[学科]60点満点36点以上 [実技]100点満点で60点以上
【3級】[学科]60点満点36点以上 [実技]100点満点で60点以上

問い合わせ先 <金融財政事情研究会>

TEL:03-3358-0771
ホームページ

 

<日本FP協会>
(2級及び3級FP技能検定)TEL:03-5403-9890
(CFPR資格審査試験・1級FP技能検定)TEL:03-5403-9900
ホームページ

 

 

FP技能検定(FP技能士)試験(1・2・3級)の合格率

FP技能検定(FP技能士)試験(1・2・3級)の合格率の推移は、次のとおりです。

 

金融財政事情研究会(きんざい)と日本FP協会のものを掲載しています。

 

なお、きんざいの実技試験は、個人資産相談業務の合格率となっています。

 

1級

試験実施月 きんざい

学科

FP協会

学科

きんざい

実技

FP協会

実技

2017年5月 86.50%
2017年1月 13.98% 84.43%
2016年9月 4.84% 87.0%
2016年5月 82.25%
2016年1月 12.37% 80.99%
2015年9月 15.41% 96.5%
2015年5月 82.12%
2015年1月 13.09% 79.28%

※きんざいの1月の実技試験は2月に、5月の実技試験は6月に行われたものです。

 

 

2級

試験実施月 きんざい

学科

FP協会

学科

きんざい

実技

FP協会

実技

2017年5月 24.85% 41.44% 34.10% 46.79%
2017年1月 23.13% 39.43% 38.90% 63.87%
2016年9月 23.82% 40.12% 60.44% 50.60%
2016年5月 21.85% 38.97% 17.82% 58.69%
2016年1月 20.18% 34.76% 20.40% 45.89%
2015年9月 20.83% 35.44% 31.17% 60.13%
2015年5月 22.02% 40.20% 48.45% 63.70%
2015年1月 19.96% 33.96% 36.52% 62.44%

 

 

3級

試験実施月 きんざい

学科

FP協会

学科

きんざい

実技

FP協会

実技

2017年5月 55.12% 71.87% 59.69% 86.18%
2017年1月 48.19% 67.20% 74.89% 85.07%
2016年9月 55.08% 69.21% 83.18% 76.81%
2016年5月 54.93% 76.58% 61.95% 84.90%
2016年1月 55.86% 68.62% 57.30% 81.60%
2015年9月 66.45% 77.93% 76.99% 84.14%
2015年5月 55.82% 76.89% 65.43% 90.59%
2015年1月 69.21% 81.30% 69.74% 89.44%

 

きんざいの最新の合格率はこちらを!

 

FP協会の最新の合格率はこちらを!

 

 

合格率は、級によってかなり異なります。

 

1級の学科試験は、かなり合格率が低くなっています。

 

 

受験実施月によって、合格率が大きく異なっています。

 

これは、当試験が絶対評価の試験だからです。

 

合格基準点を満たせば全員合格になる試験なのですが、問題が難しいと基準点を超える受験生が少なく、合格率が低くなってしまいます。

 

合格率が低い実施月は、問題の難易度が高かったと考えることができます。

 

FP技能検定試験 難易度

 

 

きんざいとFP協会の合格率は異なります。

 

しかも、かなりの差があります。

 

その理由などは、「FP技能検定試験はきんざいとFP協会のどちらの方が合格しやすい?」を参照!

 

 

FP技能検定試験(1・2・3級)の難易度は?

FP技能検定試験の難易度についてご紹介します。

 

FP技能検定試験には1〜3級まであり、難易度はまったく異なります。

 

 

それぞれについて、難易度を検証してみたいと思います。

 

FP1級

学科試験の合格率が10%台ということからも、かなり難しい資格と言えます。

 

ほとんどの国家試験には受験資格がありませんが、1級には受験資格があります。

 

しかも、1級の受験資格を得るためには実務経験が必要です。

 

受験資格を得るだけでも、なかなか大変です。

 

そのため、ほとんどの人が2級の取得でやめてしまいます。

 

そういう意味でも、難易度はかなり高いと言えます。

 

FP2級

1級まで受験する人は少ないですが、2級を受験する人は多いです。

 

学科試験は約20%、実技試験で約30%という合格率です。

 

その回により、かなり異なりますが。

 

合格率的には、そこそこ難しい試験と言えます。

 

努力すれば、十分取得できる範囲にあります。

 

 

他の資格とよく比べられますので、いくつかご紹介したいと思います。

 

宅地建物取引士と比べられることが多いです。

 

宅建の合格率が約15%という点からも、宅建の方が難しいと思われます。

 

しかも、宅建は競争試験のため、明確な合格基準はありません。

 

そのため、FPのように決まった点数を取れば、合格というわけにはいきません。

 

 

どちらかと言うと、FPは広く浅い知識が求められますが、宅建は範囲は狭いですが、深い知識が求められます。

 

深い知識が求められる分、学習内容も非常に濃くなります。

 

学習内容については、宅建は民法などの法律を学ばなければなりません。

 

法律の学習は、初学者にとっては思った以上に厄介です。

 

これだけでも、FPよりかなり難しく感じると思います。

 

 

また、行政書士や社会保険労務士、税理士、公認会計士と比べると、圧倒的にFPの方が簡単です。

 

特に、税理士と公認会計士はかなりの難関資格に該当しますので、最低でも数年かけてじっくり勉強しないと合格は難しいです。

 

FP3級

FPの中でも、入門レベルに当たります。

 

履歴書には書けないと言われるぐらいですからね。

 

学科試験の合格率は、50〜70%となっています。

 

事前にきっちりと勉強していけば、一発合格も夢ではありません。

 

 

3級は取得することが目的というよりは、2級の受験資格を得るために受験する人が多いです。

 

そのため、落ちている人の多くは、2級を目指していない、あまりやる気のない人だと思われます。

 

あくまで主観ですが。

 

やる気のある人なら、短期合格も可能です。

 

FP技能検定試験 難易度

 

 

2級のところで少し触れましたが、FPは競争試験ではなく、絶対評価の試験です。

 

あらかじめ定められた点数以上を取れば、何人でも合格できます。

 

難関の国家資格のほとんどは、競争試験です。

 

断然競争試験の方が難しいです。

 

自分のできがよくても、他のライバルがそれ以上に点数を取ってくれば不合格になってしまうのです。

 

FP試験ではそのようなことがありませんので、ライバルを意識することなく、自分が合格点以上を取れるように専念すればよいです。

 

このことが、どれほど精神的に楽なことかは、やった人でないとわからないと思います。

 

頑張れば、合格できる試験です。

 

自分を信じて、チャレンジしてみるのもよいかと思います。

 

 

FP技能検定試験はきんざいとFP協会のどちらの方が合格しやすい?

FP技能検定試験の合格率の一覧を見て、不思議に感じることがあると思います。

 

それは、きんざいとFP協会の合格率が異なっていることです。

 

しかも、かなりの差があります。

 

 

合格率を見ると、FP協会の方が高いです。

 

どちらで受験しても、取得できる資格は同じなのにです。

 

 

それならば、FP協会で受験した方が取りやすいということなのでしょうか?

 

必ずしもそうとは言えないようです。

 

なぜなら、学科試験はきんざいとFP協会ともに同じ問題を使用しているためです。

 

同じ問題なら、どちらで受験しても結果は同じということです。

 

 

どうしてFP協会の方が合格率が高いのでしょうか?

 

FP協会で受験する人の中には、将来的にAFPやCFPを取得しようと考えている人が多いようです。

 

そのような人は、当然しっかり勉強をして受験しますので、自然と合格率が高くなるのではとみられています。

 

FP技能検定試験 きんざい FP協会

 

 

では、実技試験も同じなのでしょうか?

 

しっかり勉強して受験する人が多いというのは同様です。

 

しかし、他にも理由があるというのです。

 

実技試験の問題に関しては、FP協会の方が解きやすいというのです。

 

つまり、簡単だというのです。

 

多くの人がそのように感じているようです。

 

実技試験は、FP協会の方が有利みたいですね。

 

 

普通、学科試験と実技試験をまとめて受験する人が多いです。

 

それならば、実技試験が簡単なFP協会を選ぶ人が多いのではと思いますが、実際はそうではありません。

 

学科試験はきんざいの方が圧倒的に多く、実技試験はそれほど大きくは変わりません。

 

個人的には、きんざいから出されているテキストや問題集を利用している人が多いからなのでと思います。

 

何の根拠もありませんが。

 

少なくても、私はそうでした。

 

 

それに、FP協会の方が実技試験が簡単ということを知らない人が多い可能性もあります。

 

FP技能検定は、2つも団体があって非常にわかりにくいです。

 

受験生が多い方を受けておけば無難という人も多いでしょう。

 

 

あとは、イメージの問題もあるかもしれません。

 

FP協会は、民間資格であるAFPとCFPの関連団体です。

 

そのため、FP技能検定についても、FP協会で取得すると民間資格なのでと思いこんでいる人がいるのかもしれません。

 

どちらで取っても、同じ資格なのですが。

 

 

最終的に、どちらで受験するのかは、試験の傾向などいろいろと考えた上で結論を出した方がよいです。

 

人によって、合う合わないというのもありますので。

 

 

 

 

 

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